こんにちは。皆様いかがお過ごしでしょうか。4月から転職することになった玲音(レイン)です。有休消化中で時間を持て余している為、入社してからの4年間を振り返る目的でブログを書こうと思います。
【1年目】
2022年4月1日の入社式。新入社員は僅か4人。人口分布は、中高年中心の「逆ピラミッド型」。典型的な中小企業に就職した玲音は、初日にして自身の進路選択の誤りに気付く。ある同期は、式直後にヘラヘラとした顔で「転職してぇ〜」と言い、残る同期はそれに同調して「それなぁ」と言いつつも、既に目が死んでいた。新入社員の氏名の誤字に気付かぬまま、辞令を渡してきた会社に不満を持ちつつ、私は3人のやり取りを脳死で聞き流して初日を終えた。
弊社は、景気の影響を比較的受けない業種の為、雇用が安定しており、給料もまずまずだ。一方で業務にクリエイティブな要素はなく、常にマニュアル通りの仕事を求められる。就活生が第1志望にするような業界・会社というよりも、中途採用で目指す会社ではないかという印象だ。同期のメンバーは、まさに就活失敗勢。ある者は、内定が中々貰えなかった事を正直に語る。ある者は、虚勢を張る。ある者は、テキトーに選んで決めたと言った。
ここまでの内容から概ね察する事ができると思うが、当時の玲音は、無気力&冷笑を特徴とするZ世代のイデアのような新入社員だった。中学から受サロ掲示板を見て育ったきた私は、高卒の教育係をやんわりと見下していた。舐めた言動というものは、された側にはよく伝わるらしい。「らしい」と書いたのは、本人の無自覚さ故で、度々激しく衝突した。玲音は1年目早々にして、出世コースから脱落し、窓際族になった。ちなみに教育係は半年前に転職した。2年目以降は、全く口を聞いて貰えなくなり、挨拶をしても無反応だった。
言い訳を述べる。玲音が無気力だったのは、公務員試験に落ちたからである。大学進学の目的・意義を公務員に見出していた玲音は、友人らと、「(週5日出社して働く)民間企業への就職だけは論外。安定志向なら公務員。そうでないなら、起業orリモート」という価値観を共有していた。多くの友人が有言実行を果たしたのに対し、玲音だけがあり得ない進路になった。たとえ意に沿わない結果になったとしても、給料を頂いている以上は謙虚な姿勢で仕事を覚え、会社に貢献できるよう努めるのは、社会人として当然のことである。初年度は何から何まで“終わっていた“。
【2年目】
所属チームの業務からは完全に外され、雑用をこなしつつ、株の売買で残業代を稼ぐ日々を送っていた玲音は、年度初めの面談で上長から、他部署の業務を手伝うよう命じられた。
玲音の悪評は、教育係により(誇張された形で)広く社内に周知されていた為、初めは腫れ物に触るような扱いを受けたが、1年目の反省点を踏まえ、謙虚な姿勢で業務に取り組んだ。その結果、他部署の方とは軽い世間話ができるくらいには状況が改善した。
【3年目】
年度初めの上長との面談にて、本来業務への復帰の道筋が示された。2年目の勤務態度がそれなりに良かった(?)らしい。OJTを再度行い、7月までの復帰を目指すことになった。結論から先に書くと、玲音の復帰計画は頓挫し、転職を決心する。直接的・間接的な要因を含め、原因は3つある。
①中途採用社員(以下Yさんとする)の休職
2年目に入社したYさんは、ベクトルは違えど、中々の問題児だった。玲音が無気力な社員だとすると、Yさんはこだわりが強いタイプの社員と言える。自己流を通そうとするとYさんと、それを咎める先輩社員の口論が毎日のように行われ、職場の雰囲気は日を追うごとに悪化した。OJTの時間は、玲音とYさんの業務を入れ替える事によって捻出されていた為、雑用をこなす人員が欠けると継続できない。Yさんは、上司のパワハラにより6月中旬から休職に入ったので、玲音は復帰のチャンスを逃した。
②玲音のモチベ不足
玲音は復帰に対して表向きは意欲を示しつつも、実際は後ろ向き且つ無関心だった。2年目からの玲音は、ストレスチェックでかなり悪い数値を出し、月1のペースで産業医のお世話になっていた。過去ブログでも軽く触れた(https://bene-lain.hatenadiary.com/entry/2023/07/06/235053)自我同一性拡散である。教職課程を履修していた玲音は、教育心理を通じて心理学にハマったのと同時に、心理職への強い憧れを抱いていた。その為、カウンセリングで用いられるテストや手法に強い興味を示し、先生と意気投合した。(これも一種の手法かもしれないが。)2年目の冬には、先生の母校である、某国立大学院への進学を勧められ、3年目の夏に向け、私は受験生になった。(ちなみに公認心理士は学部で心理学を専攻してから院進する必要がある為、大学に入り直さなければならない。)その後の面談は、もはやカウンセリングと言うよりも、受験対策講座だった。心理学部でない、私立大学出身者が1年弱で国立大学院を目指すことの無謀さは理解しており、1次試験すら通らなかったが、この経験は玲音の精神状態をかなり改善させた。
③現場状況
復帰に対して後ろ向きだったのは玲音だけではない。先輩方の目は冷ややかだったし、教育係だった方は言わずもがなである。現場を知らない上長のみが前のめりだった。
2年目と何ら変わらない業務内容。だからこそ、上司から説教を受けない程度の成績を残しつつ、素早く退勤して勉強する習慣が身に付いた。
【4年目】
学習習慣が付いた玲音は、夏に公務員試験を受験し、会社からの脱出に成功した。受験に意識が向いていた為、気にならなかったが、Yさんの退職をきっかけに、今年度だけで私のグループは5人も転職した。職場環境は最悪である。辞めるタイミングとしてはちょうど良かったのかもしれない。この会社で得た経験は、(4年という期間を踏まえると割に合ってはいないが、)決して無駄ではなかったし、退職の挨拶をした際に、お世話になった他部署のある方から、泣きそうな顔で「次の所でも頑張ってね」とエールを頂いた場面は、感情がかなり揺さぶられ、もらい泣きしそうになった。
最後に職場環境について述べる。(語る資格を有していない点は自覚している)繰り返しになるが、1年で5人も転職する職場(30人程度の部署)は明らかにおかしい。「人が減る」→「1人当たりの業務量が増える」→「希望休が取れない」→「人が減る」の悪循環である。(新入社員君は精神を病んでしまい、2週間前に休職してしまった。)要因は2つあると考える。
①苦労の絶えない上長
上長は部下からあまり慕われていない。「逆ピラミッド型」の職場において、30代前半で多くの年上の部下を抱える姿は、側から見ても大変そうである。上長は、営業スキルは高いが、人の感情を読み取るのが苦手なタイプで、スピード出世で管理職になった経緯があるらしい。
②パワハラチームリーダー(以下Kとする)
Kさんは、中途採用のYさんや新入社員君を休職に追い込んだ張本人。「下いびりの上諂い」を地で行く中間管理職の鑑である。Yさんが退職した際にも、「いじめられっ子にも原因がある。俺は同じことをされても何も感じない。」と言い放った。
私が把握しているだけでも、転職活動を現在進行形で行なっている先輩が複数人いる。状況は今後も悪化の一途を辿るだろう。親会社から支払われる手数料収入の減額、人口減少、競合他社との競争激化を踏まえると、雲行きは決して良いとは言えない。同世代の仲間が不利益を被る事がないよう祈りたい。
【総括】
この4年間で得た学びは3つである。
①失った信用は決して元に戻らない。
②理不尽な目に遭っても腐らずに、コツコツと努力する。
③謙虚さを忘れない
次の職場では、ここでの反省・教訓を活かして、仕事に取り組みたい。